今回は勉強というか、さらっと流す感じの話になりますw
漢方には医学漢方と薬学漢方があります。
薬学漢方と医学漢方のすみわけ?についても学んでいかないといけないようです(笑)
今では、医学教育、薬学教育ともに「モデル・コア・カリキュラム」に「漢方教育」が組み込まれていますし、漢方薬学科を設置している大学もあるそうです。
薬学界でも医学界でも漢方が教育臨床の場で急速に普及してきているのではないかなと思われます。
漢方薬を処方するのに
医師は「保険診療」
薬剤師は「自費診療」
と、このままのお互いに権利を主張して対立するようでは漢方そのものが日本の医療の中で衰退していってしまうばかりです。
そこで、医学漢方は、西洋医学を学んだ医師が保険診療の中で行うというメリットを生かし、入院治療や、西洋医学各科との連携に重点を置いて、がんや難病の治療など、いわゆる重医療へシフトしてきています。
一方で、薬剤師が行う薬学漢方はある意味未病領域における治療と言えるのでしょうが、養生などの生活指導を含めた健康推進、西洋医学的治療の必要のない軽医療を担っていくことがよいといわれています。
日本の医療のために、薬学漢方と医学漢方が互いに質の良い医療を高め合えるような関係になることが望まれています。
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