病態把握の指標の相互関係についてみていきましょう。
今回までに学んだ、陰陽、虚実、寒熱は互いに類似した概念です。
- 陰陽 ⇒ 性質や作用
- 虚実 ⇒ 量の過不足
- 寒熱 ⇒ 状態
と考えます。
これら3つの関係は数学でいう三次元関係といえます。
実際は、ランダムに表れているわけではなく、陽実熱、陰虚寒の3つがよく相関して現れます。
その例外としては、例えば、桂枝湯は陽証で虚証、桂枝加芍薬大黄湯は陰証で実証ということになります。
また、表裏は病邪の位置ですので、ほかと混同することはないかと思います。
今回は、短く相互関係のみでした。
次回は病態把握の手段を学んでいこうと思います。
では(@^^)/~~~
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