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骨粗鬆症の治療薬③抗RANKL抗体薬

抗RANKL抗体薬は骨吸収抑制薬の一つです。 破骨細胞の形成を調節するRANKーRANKL系を阻害することで骨吸収を抑制します。 破骨細胞の前駆細胞にはRANKという受容体があり、骨芽細胞に発現するRANKL(ランクリガンド)が結合すること...
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骨粗鬆症の治療薬②SERM、女性ホルモン薬

女性の閉経後に起きる急激な骨量減少は、エストロゲンの分泌減少することが原因です。よって、エストロゲンを補充することで骨量減少を抑えることができます。 SERM(選択的エストロゲン受容体モジュレーター)やエストロゲンを成分とする女性ホルモン薬...
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骨粗鬆症の治療薬①ビスホスホネート薬

骨吸収抑制薬であるビスホスホネート薬について学びます。 ビスホスホネート薬は、体内へ吸収されて骨に取り込まれたのち、骨吸収の際に特異的に破骨細胞に取り込まれます。 そして、破骨細胞のアポトーシス(細胞死)を誘導することで骨吸収を抑制します。...
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骨粗鬆症の治療効果の評価

骨粗鬆症の治療開始後は、骨量や骨代謝、マーカーを測定しながら経過を観察し、治療前と比較して治療効果があったかどうかを判定します。 骨量測定法 治療効果の評価に適している骨量測定法は、腰椎のDXAです。 測定部位が圧迫骨折をしているなど、腰椎...
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骨粗鬆症の薬物治療

骨粗鬆症に用いられる薬剤には下記のようなものがあります。 ビスホスホネート薬SERM女性ホルモン薬抗RANKL抗体薬PTH薬活性型ビタミンD3薬ビタミンK2薬カルシウム薬カルシトニン薬 この中から患者の年齢、性別、骨折リスクだけでなく、各薬...
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令和4年度調剤報酬改定④

調剤技術料 薬剤調整料 改正のポイント 薬剤調整料 処方箋を受け付けてから、調剤を行い、払い出し調剤録や薬歴の作成までの流れの中で、薬剤の調剤・取り揃え、最終監査といったような「対物業務」を調剤料から切り分けて、"薬剤調整料”として点数が一...
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骨粗鬆症の治療目的・治療方法

骨粗鬆症は単なる骨の老化現象ではなく、骨の病的な老化現象です。 予防と早期からの治療が重要となります。 では、治療目的と治療方法について学んでいきましょう。 骨粗鬆症の治療目的 骨粗鬆症になっても、骨強度が低下しただけでは、自覚症状はほとん...
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保険調剤を理解する

保険薬局にとって、保険請求することはとても重要な業務の一つです。 私もなあなあになってしまっている部分ではありますし、 病院勤務の時にはさほど気にしていなかった部分ですので、 再度位置から学び直してみようと思います。 そのために、医療保険や...
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後発医薬品の対応

後発医薬品の対応について確認していきます!! 現在、後発医薬品の使用推進の一環として一般名処方が推進されていますね。 薬担規則では、保険薬局は後発医薬品の備蓄および調剤に必要な体制を確保し、保険薬剤師は、処方医が後発医薬品への変更を認めてい...
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保険調剤の主な流れ

保険調剤の一連の流れを復習していこうと思います。 保険調剤の流れ 処方箋受付・確認、薬剤服用歴の確認を行う⇒確認は、保険的な面と薬学的な面の両方から行い、必要に応じて医師に疑義照会します薬剤・特定保険医療材料の交付、薬剤服用歴に基づく服薬指...