薬剤師のための情報

医療・薬

分子標的薬

多くの分子標的薬が近年、がんの薬物療法で使用されています。 がん領域で新しく開発される薬剤も分子標的薬の割合がとても多くなってきているように感じます。 でも、似たような名前やよくわからない複雑な作用機序をイメージしてかなり苦手意識があるので...
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漢方薬の基礎①

漢方薬はいくつもの生薬を組み合わせて作られた薬です。 それぞれ異なる薬効をもつ生薬を理論に従って組み合わせることで、漢方薬の薬効は単なる各生薬の薬効の総和とは異なるものとなります。 そのため、漢方薬を適切に取り扱うためには、個々の生薬の性質...
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生薬・漢方薬基礎⑦

今回は生薬の組み合わせ(配合原則)について勉強します!! 漢方薬は一部を除き、それぞれ異なる性質や味をもつ複数の生薬でできています。 西洋医学でも数種類の薬剤を組み合わせて投与することはありますが、それと同様に漢方でも症状の変化に応じて必要...
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生薬・漢方薬基礎⑥

今回は、生薬の薬能についてです。 生薬は、いろいろな分類がありましたが、薬能とよばれる治療効果によっても分類されます。 治療効果によって 病気の原因となる邪気を身体から除くもの邪気による症状を改善するもの気血水に関連した病態を改善するものそ...
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生薬・漢方薬基礎⑤

今回は 生薬の保存生薬の性質生薬の味 の3つを勉強してまとめたいと思います。 保存 生薬は天然物のため、保存の際には湿度や温度、紫外線だけでなく 虫やねずみによる害にも注意する必要があります。 生薬の保存は湿度が一定の冷暗所が最も理想的です...
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生薬・漢方薬基礎④

生薬の二次的な加工についてまとめました。 生薬の二次的な加工のことを「修治」と呼ぶそうです。 産地で収穫された生薬ですが、そのまま薬として用いられることは少なく、多くの場合この修治が行われます。 修治の目的 毒性や刺激性などの副作用の軽減生...
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生薬・漢方薬基礎③

今回は、中国と日本の生薬の違いについてまとめたいと思います。 私がこれを勉強して、びっくりしたのは、同じ生薬の名前でも 中国と日本では異なるものを指している場合があるということです( ゚Д゚) その例をお話します。 中国と日本の生薬の違い ...
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生薬・漢方薬の基礎②

今回は、西洋と中国の生薬学の歴史についてまとめたいと思います。 生薬は、西洋と中国でどのように研究されてきて今に至るのか・・・ 西洋と中国では、生薬学の成り立ちに大きな違いがあります。 西洋 生薬を自然の中の一部と考えて形態的な観点から分類...
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生薬・漢方薬の基礎①

今回は、生薬・漢方薬について学んでいこうと思います。 何を隠そう、薬学部の授業の中でも苦手な分野でした(笑) 学ぶことや生薬を当てたりするようなことは好きだったのですが・・・ いかんせん、覚えられずwww 漢字いっぱいがもう( ^ω^)・・...
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プレガバリン(リリカⓇ)はすぐに効かない?

プレガバリン(リリカⓇ)は神経障害性疼痛の鎮痛目的で使用されるお薬です。 鎮痛薬というと、痛いときに飲むイメージですが、 このプレガバリンはそれらとは異なります。 痛いときに飲む薬ではなく、一定期間服用を続けることによって効果を発揮するお薬...