骨粗鬆症の治療薬④PTH薬

医療・薬

PTH薬(副甲状腺ホルモン薬)は骨形成促進薬の一つです。

副甲状腺ホルモン(PTH)には骨のリモでリングを促進し、骨吸収と骨形成を共に更新させる働きがあります。

副甲状腺機能亢進症などで血液中のPTHgs持続的に上昇すると、骨吸収が骨形成を上回り、骨量が減少してしまいます。しかし、PTH薬を間欠投与した場合には骨形成が促進されます。

PTH薬

フォルテオ(テリパラチド 遺伝子組換え)

1日1回皮下注射(自己注射製剤)

テリボン(テリパラチド 遺伝子組換え)

1週間に1回皮下注射

長期投与により、骨肉腫が発生する危険性があるため、投与期間が制限されています。

フォルテオ:24ヶ月まで

テリボン:18ヶ月まで

第一選択薬ではない

効能効果:骨折の危険性の高い骨粗鬆症
  • ビスホスホネート薬などの治療でも骨折を生じた例
  • 高齢で複数の骨折を生じた例
  • 骨密度低下が著しい例 など
禁忌
  • 高カルシウム血症の患者
  • 骨肉腫発生のリスクが高いと考えられる患者
  • 原発性の悪性骨腫瘍もしくは転移性骨腫瘍のある患者
  • 副甲状腺機能亢進症など骨粗鬆症以外の代謝性骨疾患の患者 など

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